猫さんが毛玉を吐く姿は、猫さんと一緒に暮らしている方であれば皆さんよく見る光景だと思います。
でも、見るたびに思うのですが、あれ、なかなかしんどそうに見えないですか…?
猫さんにとっては別になんてことないいつものことのようなのですが、人間から見ると、全身を波打たせて毛玉を吐き出す猫さんは、とても体力を使ってそうに見えるし、しんどそう。。。
それにやっぱり体の中に毛玉が溜まっていると気持ち悪かったりするんじゃないかなと思うわけです。実際体の中に毛が溜まりすぎて毛球症になる猫さんもいるようですし。
そんな猫さんの毛玉吐きを、少しでもラクにする方法として、ブラッシングをしっかりやってあげるというものがあります。
今回は、猫さんの毛玉吐きに有効なブラッシングについて書いていきます。
目次
猫さんの毛玉は自分の毛
猫さんの吐く毛玉というのはグルーミングで体内に入った自分の毛。
それを体内から取り除くために「吐く」という行動をとります。
つまり、猫さんが自分をグルーミングする際に体内に入る毛の量を少なくしてあげることが、毛玉吐き軽減の鍵になります。
特に換毛期と言われる、冬の毛から夏の毛に生え変わる3月前後の春先の季節と、夏の毛から冬の毛に生え変わる11月前後の冬先の季節はよく毛が抜けます。
春先は、冬を乗り越えるためにしっかり蓄えた「アンダーコート」と言われるふわふわの毛がぬけるので、飼い主の服にもびっしり猫さんの毛がついていることがあります。猫飼い主あるあるですよ^^;
そんな細くてふわふわの毛が猫さんの体の中に蓄積されて毛玉になるので、このアンダーコートをしっかり取り除いてやればいいわけです。
ブラッシングでしっかり抜け毛をキャッチ
猫さんの体から不要な毛を取り除く方法として一番有効なのは、ブラッシングです。
ブラッシングをする頻度としては、長毛猫さんはほぼ毎日したほうがよい、短毛猫さんは1週間に1回くらいと言われていますが、猫さんのブラッシングの好き嫌いや、毛の抜け方は個体差があるので、うちの猫さんにあったブラッシングの周期を見つけてあげてください。
短毛猫のブラッシング
猫さんのブラッシング用のブラシですが、我が家ではラバータイプのものを使っています。
ラバータイプだと、抜け毛もしっかりブラシがキャッチしてくれるので、毛はよく取れます。
また力加減も割と簡単で、強くしすぎても猫さんの皮膚を傷つけることが少ないので、飼い主がブラッシング下手でも安心です^^;
逆にラバーの凹凸が猫さんの皮膚に良い刺激を与えてマッサ事項かも期待できます。
これが気持ちいいのか、サスケは嫌がること無くブラッシングさせてくれますね。
長毛猫のブラッシング
サスケのように短毛猫さんだとラバーがおすすめですが、長毛の猫さんはどうしても毛の層が厚くなってしまうのでラバーブラシは難しいかもしれません。
長毛猫さんの場合はスリッカーブラシを使うと良いでしょう。
スリッカーブラシはもともと羊の毛をとかすためのブラシだったそうですが、今ではペット用に改良されたものがいっぱいあります。
長毛猫さんは体に毛玉も付きやすいですし、スリッカーでもつれをほどいてあげながらブラッシングするのがよいのではないでしょうか。
ただ、スリッカーではなかなか抜け毛を除去するのは難しいかもしれませんので、その場合は抜け毛を梳く用のブラシがあってもいいかもしれませんね。
部屋が毛だらけになる問題
換毛期の猫さんのブラッシングをお部屋の中で行うと、びっくりするほど毛が舞い上がります。特にアンダーコートはふわふわなので、お部屋のカーペットやなどにもびっしり。もし洗濯物など干してようもんなら、洗濯物にもびっしりついてしまいます。
そんな時、どうすればいいか。。。
我が家では、お風呂場でブラッシングをしています。
ちょっと乾燥しているので静電気が気になりますが、猫さんの毛が飛び散らないのでおすすめです。抜けた毛も集めやすいですし、取り切れない毛は水で流し排水口の掃除をすればバッチリです!
たまにベランダでブラッシングする方もいるようですが、猫さんの脱走の危険もありますし、毛が風に乗り、近隣の洗濯物へついてしまって近隣トラブルに発展するケースもあるようなので、やめておいたほうがいいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
猫さんのブラッシングをしっかりしてあげることで、グルーミングによって猫さんの体内に入る毛の量を少なくすることができ、毛玉吐きのしんどさも軽減してあげられそうじゃないですか?
ぜひ、うちの猫さんにあったブラッシングブラシで気持ちよくブラッシングしてあげてください。
そうすることで、猫さんも飼い主さんも抜け毛のお悩みから抜け出せることでしょう!