「耳の後ろがザラザラしてるな…」
サスケの耳ハゲの始まりはここからでした。
今回は猫さんのハゲ発覚からどのようにして完治に至ったかをご紹介します。
目次
猫の耳にハゲ
私がサスケの耳ハゲに気がついたのは、サスケが生後4ヶ月くらいの頃。
耳の後ろがザラザラしていることに気がついたのですが、「なんだろう?」くらいに思っていました。
それから2,3日後に、耳の先端の毛が抜け落ちていることに気がつきました。
ハゲてる…!
猫さんのハゲの原因はストレスや、真菌(猫カビ)、疥癬などいろいろありますが、いずれにせよ免疫力の弱い子猫にはよくあることです。
実際に何が原因で禿げたのかは動物病院で検査してもらわないとわかりません。
サスケも、ワクチン接種でお世話になった病院へ行くことに。
動物病院での検査
動物病院でハゲの部分を診てもらうと、先生も「真菌か疥癬かどっちかだろうね」とおっしゃってました。
どっちなのかは検査しないとわからないので、ピンセットで患部のボロボロになったフケっぽいのを採取して、培養検査をしようということになりました。
検査結果を聞きに明日また来てくれと言うことになりました。
因みにその病院で、5ヶ月目に去勢手術を受ける予定だったのですが、真菌だった場合、治るまで去勢手術は延期しましょうということになりました。
サスケは厄介なことにデベソ(臍ヘルニア)もあって、男の子なのにタマちょっきんだけでなくお腹を開いての整復手術もあったので、菌の場合はしっかりやっつけておく必要がありました…!
次の日、培養検査の結果、真菌が確定しました。
試験管の中でカビが繁殖しているモノを見せてもらいました。綿菓子みたいにモワモワになっていましたね。写真とっておけばよかったです。
これにより、お薬での治療を始めることになりました。
抗真菌剤で治療
お薬としては塗り薬「ニラゾールクリーム」が処方されました。
これを朝晩塗って、舐めないようにエリザベスカラーもつけておいてということでした。
耳の後ろは直接口は届きませんが、前足で顔を洗うときに耳の後ろを触ったり、後ろ足で掻いたりしてお薬をふき取り、そのまま足を舐めてしまうこともあります。
お薬が口の中に入ると、よだれが止まらなくなったり、口の中に入る量が多いと泡を吹いたりする可能性があるからと言われたので、サスケには申し訳ないですがしばらくエリカラ生活をおくってもらうことにしました。
1匹飼いの場合はこの対策で大丈夫ですが、多頭飼いの場合は他の猫が舐めてしまう可能性があります。さらに、菌が飛んで他の猫にうつる可能性もありますので、隔離するとか別の対策を考えないといけませんね。
お薬を塗る前は、一応ノンアルコールのウェットティッシュ(電解水使用みたいなもの)で先に耳をキレイに拭いてから、お薬を塗るようにしました。
またサスケがよく使っているマットやベッドにも菌が飛んでいる可能性があるので、除菌スプレーを頻繁にかけて除菌するようにしました。
もちろん猫さんが舐めても大丈夫なできるだけ自然由来のものを選んで使用しました。
しかし、菌がうつるのは猫さんだけではなかったのです…!
人にうつる「人畜共通感染症」
真菌は人間も感染する場合がある人畜共通感染症(ズーノーシス)です。
サスケのお薬生活が1カ月くらい経とうとしてたある日、私のくるぶしに異変が…!
なんだか最近くるぶしが無性にかゆくなるんだよなぁと思ってはいました。
あまり気にしていなかったのですが、無意識に掻いていたのでしょう。
なんとなくくるぶしを見たら、すごい腫れているというか、ただれているというか、とにかく気持ち悪い腫れ方をしていました。
これはリングワームといって、真菌に感染した時の特有の腫れ方なんだそうです。
急いで皮膚科にいって、猫が真菌に感染していることを伝えると「うつされたね」とのことでした><
真菌は人間もよく感染する皮膚病の一種で、水虫や女性のカンジダなんかも真菌の感染によるものです。
逆に人間が先に水虫になって、猫さんがうつってハゲるということもありますので要注意です><
人間用の抗真菌クリームのお薬を購入し、私とサスケは仲良く真菌治療に励むことになります…。
治療期間
「ニラゾールクリーム」塗布生活を大体2カ月ほど続けました。
2週間に一回病院に連れて行って様子を診てもらい、お薬がなくなったら新しいものをもらうといった感じです。
なかなかよくならない場合は、内服も考えないといけないと先生はおっしゃってましたが、副作用もあるし、腎臓にも負担がかかるから、子猫にはあまり内服を勧めてはいないとのことでした。
サスケの場合、根気よく薬の塗布を続けて舐めないように四六時中エリカラ生活だったので、比較的スムーズによくなっていきました。
2か月目に病院にいって、そろそろ大丈夫でしょうとのことだったので一応完治ということになりました。
私の方はサスケの完治から1か月後くらいに完治したので、真菌治療にかかる時間としては他の部分への感染が少ない場合は大体2カ月くらいと考えていいと思います。
真菌治療にかかる費用感
真菌治療にかかった費用としては、
- 血液検査:4500円
- 培養検査:3000円
- エリザベスカラー(サイズSS):900円
でした。
この辺りは動物病院によって値段は変わってくるかと思いますので、かかりつけの動物病院に確認されるのがよいと思います。
「ニラゾールクリーム」は領収書が見つからなかったので、実際いくらで購入したのか忘れましたが、検索して調べてみると、大体2000円~3000円の間でした。
たしか2カ月で2本使用しました。(4000円~6000円)
これに加えて診察料などもかかってくると思います。
まだ1歳にもなっていなかったので、これからのことを考えると早いうちにペット保険に入っておけばよかったと思いました…!
ご参考までに。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は猫さんの耳ハゲが真菌だった場合の一部始終として、我が家のサスケの体験談を書いてみました。
真菌はほんとに根気よくお薬を塗り続けてあげることが必要です。
また、人間も感染してしまう皮膚病なので、感染した場合はしっかり治してあげないと、よくなった猫さんにまたうつすことにもなりかねません。
猫さん・人間とも、治るまで気を抜かずに除菌とお薬を続けて治していきましょう!