猫さんはきれい好きなので、自分で自分の体を舐めてキレイにします。これをグルーミングといいます。
この時に、舐めとった自分の毛を飲み込んで体の中に入れてしまいます。
猫さんがよく吐くと言われるのはこのためです。
では、猫さんの吐くについてみていきましょう。
目次
猫は何を吐いているのか
一般的に毛玉吐きと言われるものは、グルーミングで舐めとってそのままのんじゃった自分の毛を吐いています。
吐いたものを見てみると、見た目で毛を吐いているとわかります。わりとそのまんま毛の塊がでてきます。
うちの猫さんの場合は、見た目うんちにも見えるからちょっと焦ります^^;ニオイを嗅いでみるとうんちの臭さではないので、あぁ吐いたのかと分かるときがよくあります。
大きさは、大きなものから小さなものまでいろいろで、固形になっているものもあれば、ドロドロのものもあります。
猫が吐いているとき、どーすればいい?
猫さんが吐くときの様子としては、私たちが吐くときの様に「うぇっ」とえずくそぶりがあります。
それから、お腹から絞り出すように全身を波打たせます。その時に「カッコンカッコン」と音を鳴らしながら口から吐こうとします。
この「カッコンカッコン」が結構大きな音なので、初めて聞いたときはビックリするかもしれませんが、落ち着いて見守りましょう。
慣れてきたら、猫さんが吐く場所にサッと紙などの毛玉と一緒に捨ててもよいもの紙や古布を敷いてあげると、後々お掃除が楽になります。
まぁ猫さんに避けられることが多いですが…。
猫が吐いた後の様子をチェック
猫が吐き終わったら、以下のことをチェックしておきましょう
何を吐いたか?
猫さんが吐いたものをチェックしてみてください。毛玉でしたか?
見た目が毛玉の場合でも、できれば触ったり割ったりして中の方まで確認してみましょう。
猫さんはよく吐く生き物と言われていますから、毛玉だけでなく、食べたキャットフードや胃液、胆汁、知らないうちに誤食していたおもちゃや紐、輪ゴムなどを吐くときもあります。
なので猫さんが吐いたら、何を吐いたのかしっかり把握しておきましょう。
猫はよく吐く動物。大丈夫な「吐く」と注意したい「吐く」(リンク)
吐いたものに血が混じっているのが見た目でわかる場合は、できるだけすぐに動物病院の診察を受けましょう。
猫さんの様子は?
毛玉を吐いた後の猫さんの様子はどんな感じですか?
ケロッと何事もなかったかの様な感じだと、まず心配はいらないでしょう。猫さんにとっても日常茶飯事なので、案外このパターンが多いです。
逆に、吐いた後うずくまってしまったり、暗いところに引きこもって出てこないなど、明らかにいつもと違う様子があったら心配ですよね。
その時は、動物病院の診察を受けましょう。吐いたものを捨てずにビニール袋などに入れて持って行って下さい。毛玉ではない別の原因が見つかるかもしれません。
片づけ方
吐いた毛玉は、固形になっている場合はティッシュで拾って捨てましょう。
吐かれた場所にはアルカリ電解水などで拭いておきましょう。出来れば人間用の消臭スプレーなどではなく、猫さんが舐めても安心できるような消臭・除菌スプレーを使ってあげたいところですね。
今はアルカリ電解水や食物・自然由来のペット用の消臭・除菌スプレーも数多くあります。一本持っておいて損はないと思います。
猫さんとあなたにぴったりな一本を見つけてくださいね。
まとめ
猫さんは本当によく吐く動物なので、はじめのうちは吐く度に慌ててビビってしまいますが、落ち着いて猫さんの様子をみてあげてくださいね。
また慣れてくると「また吐いてる」くらいにしか思わなくなりますが、吐いたものから病気や隊長不良の原因が見つかるときもあるので、チェックはしっかりしてあげてくださいね。