仕事から帰ったら、朝起きたら、うちの猫さんが黄色い液体を吐いていた…!
びっくりしますよね。
もしかしたら、ここを読んでいるあなたは、今まさに猫さんの黄色いゲロを発見して、びっくりして動揺して検索してきてくれたかもしれませんね。
とりあえず、落ち着いてください。
それはこんなゲロでしたか?

この黄色い液体なら、私にも心当たりがあります。
今から、「黄色い液体のゲロ」の正体を説明していきますね。
目次
正体は、胆汁の可能性が大
猫さんが吐く黄色いの液体は、「胆汁」だといわれています。
もし、この液体が白い液体ならそれは「胃液」です。
猫さんの吐く「胆汁」はクリアな黄色で、少し泡立っているのが特徴です。
黄色い液体を吐く原因は、主に「空腹」
健康な猫さんの場合、この黄色い液体を吐く原因は主に「空腹」であることが多いです。
空腹で胃の中が空っぽの状態になり、胆汁が逆流してくるんですね。
猫さんが前回食べた食事から少し時間が空きすぎてはいませんか?
例えば朝カリカリをあげてから、飼い主さんが仕事に向かい、今日はちょっと残業で遅くなってしまった。帰ったら猫さんが黄色い液体を吐いていたとか。
または、夜ご飯を18時くらいにあげて、その日はそのまま就寝。翌日は飼い主の仕事はお休みで、いつもよりも寝坊してしまった、など。
ご飯を食べる時間が決まっている猫さんは、いつものご飯の時間から数時間でも空いてしまうと、お腹が空き過ぎてしまいます。
人間も同じですよね。
もし、黄色い液体を吐いた後、猫さんが普通に過ごしていて、まだ猫さんが何も食べていないようでしたら、いつものキャットフードを少しずつあげてください。
お腹が空いているだろうからと、一気にいっぱいあげてしまうと、今度は急に胃の中にご飯が入ってくるので、胃がびっくりして吐いてしまうこともあります。
少量ずつゆっくりあげるか、または消化の良いウェットフードなどをまぜながらあげるようにしてください。
黄色い液体を吐くときの対策
お腹が空き過ぎて黄色いゲロを吐いてしまうときの対策としては、食事と食事の間の時間を空けすぎないようにするというのが一番効果的かと思います。
前もって今日は残業だとか、明日は仕事だからゆっくり寝たいなどわかっている場合は、タイマー付きの自動給餌器を使ってご飯をセッティングしておくのは有効だと思います。
しかし、飼い主の仕事によっては、急な残業などで予期せず帰宅が遅れたりするときもあるかもしれません。
代わりにご飯をあげてくれる人がいればいいのですが、そうもいかないときもありますよね。
最近ではスマホで操作できる家電製品があるように、スマホから飼い主のタイミングでご飯をあげられるカリカリマシーンSPのような自動給餌器もあります。これだと急な残業でご飯の時間に家に帰られなくてもご飯をあげることができますね。
自動給餌器を使うときに注意しておきたいこと
猫さんはとっても警戒心が強いですから、急にいつも食べている器じゃない自動給餌器からだとご飯を食べない可能性があります。
せっかくいつもの時間にご飯を用意できても、猫さんが警戒して食べれくれなかったら、また吐いてしまうかもしれません。
自動給餌器を使う場合は、まず飼い主が一緒にいる状態で何回か自動給餌器を動かして、猫さんに慣れてもらいましょう。
自動給餌器からご飯が出てくるんだということを猫さんが認識できるようになったら、実際に留守番中などに使ってみましょう。
何回か練習させてあげることで猫さんも安心して自動給餌器からご飯を食べられるようになります。
飼い主さんも思いどおりに自動給餌器を動かす練習になりますので、ぶっつけ本番で使うのではなく、練習しておいてくださいね。
病気の可能性は?
もし猫さんが黄色い液体を毎日吐いたり、血が混じっていたり、繰り返して吐いたりする場合はただの空腹でない可能性があるので、すぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。
猫さんの胃に異常があったりして胃が正常に動かない場合など、病気のせいでご飯が食べられずに胆汁が上がってくる場合もあります。
その場合は吐いたものを写メなどで撮影して、いつ吐いたか、吐いた後の猫さんの状態はどんな感じかなどを、しっかり獣医の先生にお話しできるようにしておいてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
猫さんが黄色い液体を吐いたときは、落ち着いて吐いた時の状況を思い出してください。
食事と食事の間はどれくらい空いていたか、吐いたものに血は混じっていないかなどを確認して、胆汁の可能性が大きい場合は、ゆっくり少しずついつものご飯をあげてくださいね。
またお仕事が忙しかったり、飼い主のライフスタイルによっては、自動給餌器を使ってあげることもぜひ検討してあげてください。